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一日に何回も抱っこを求められて、降ろすと泣いてしまう。1〜3歳ごろって、そういう時期ですよね。
歩けるようになって、言葉も少しずつ出てきて、一見「もうちょっと一人でできそう」と思うのに、むしろ抱っこを求める回数が増えた、と感じる方も少なくありません。
抱っこには、子どもを安心させる大切な役割があります。でも毎日続くと、正直しんどいですよね。腰は痛いし、家事も進まない。そう感じているママさん・パパさんも多いのではないでしょうか。
この記事では、作業療法士の視点から、抱っこを無理に減らすのではなく、「抱っこ以外でも満たされる経験」を増やす関わり方についてお伝えします。
抱っこばかり=悪いことではない
まず大前提として、抱っこを求めること自体は自然なことです。
1〜3歳は、自分でできることが増える一方で、まだまだ不安も大きい時期。「できるのにやらない」ではなく、「できるようになったからこそ、不安も感じている」という側面があります。
だから「抱っこ癖を直さなきゃ」と焦らなくて大丈夫です。
ただ、その中で少しずつ抱っこ以外でも安心できるという経験が積み重なっていくと、自然と変化していくこともあります。
抱っこ以外でも満たされる、5つの関わり方
「一緒にやる」を増やす
抱っこをよく求める子は、「離れたくない」「つながっていたい」という気持ちが強いことがあります。
そんなときに無理に一人遊びを促しても、かえって不安が強まることも。それよりも、一緒にいる感覚を作りながら動く方がうまくいきやすいです。
大人からすると些細なことでも、子どもにとっては「一緒にやっている」という充実感になります。その感覚が、抱っこを求める気持ちをやわらげることもあります。

ごっこ遊びで安心感を広げる
お店屋さんごっこ、お世話遊び、ぬいぐるみを使った遊び。こうした遊びは「パパ・ママとつながっている」という安心感を感じやすいのが特徴です。
抱っこのようにくっついていなくても、やり取りそのものが安心につながるのがごっこ遊びの良いところ。遊びの中で自然と「少し離れていても大丈夫」という感覚が育まれていきます。
「できた!」の経験を積み重ねる
これは、見落とされがちですが、実はとても大切なポイントです。
抱っこを強く求める背景に、「自分でやるのはまだ不安」「失敗したくない」という気持ちが隠れていることがあります。だから、日常のちょっとした場面で「自分でできた」という成功体験を意識的に増やしていくことが重要です。
結果の善し悪しより、「自分でやってみた」「できた」という感覚が大切です。その積み重ねが自信につながり、抱っこ以外に意識が向く時間も少しずつ増えていきます。
体を使って遊ぶ
抱っこが好きな子の中には、動くことへの不安が強かったり、姿勢を保つのが少し苦手だったりする子もいます。そういった場合、くっついていると安心できる、ということが抱っこを求める理由のひとつになっていることがあります。
そんな子には、体全体を使った遊びを取り入れてみるのも一つの方法です。
このような遊びは、自分の体を使うことを楽しむのが目的です。体への感覚が育つと、動くことへの自信が付き、自分から動いてみようとする場面も増えていきます。

抱っこに戻ってOK
遊びに夢中になっていたと思ったら、突然「やっぱり抱っこー!」と戻ってくる。そういうことは普通にあります。でも、これはとても自然なこと。子どもは行ったり来たりしながら、少しずつ前に進んでいるのです。
「抱っこ以外でいられた時間が、昨日より少し増えている」という目線で見てあげることが、長い目で見てとても大切です。
「減らす」より「増やす」という視点
抱っこへの対応というと、つい「どうすれば抱っこを減らせるか」という方向に考えが向きがちです。
でも、実際に娘を見ていると、安心できる関わりを増やし、「できた」という経験を積み重ね、一緒にいる時間を丁寧に過ごすことで、抱っこ以外でも機嫌よく過ごせる時間が増えてきたように思います。
抱っこ以外の関わりで「気持ち」や「感覚」を満たすことで、結果的に抱っこが減ってくると感じています。
しんどい時は、ラクする方向で大丈夫
とはいえ、毎日ずっと丁寧に対応し続けるのは、現実問題として難しいですよね。
そんな日があっていいし、そういう工夫をすること自体が、子どもとの関わりを長く続けるための知恵です。
こちらの商品は、抱っこと降ろすを簡単に行き来できてコンパクト。外出時はもちろん、片手で抱っこできるのでお家でも役立ちます。
「ちゃんと向き合わなければ」と思いすぎず、まず自分が続けられることを優先していただければと思います。
まとめ
1〜3歳の抱っこばかりの時期は、体力的にも精神的にも、本当に大変です。
そんな中でも、一緒にやる・やり取りを楽しむ・自分でできた経験を増やす。こういった日常の小さな関わりが、抱っこ以外でも満たされる時間につながっていきます。
焦って抱っこを減らそうとしなくても大丈夫。その子なりの安心の形が、少しずつ広がっていけば十分です。

