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1歳になったけど、小さい物をつまめないし、すぐに落としてしまう。「もしかして、不器用なのかな?」と心配になっていませんか?
大丈夫です。1歳はまだまだ手先が発達している真っ最中。うまくできないのは当たり前で、むしろ、「できないけど試す」を繰り返して、手先の力はどんどん育っていきます。
この記事では、作業療法士でもあるママの視点から、1歳の手先発達のポイントと、日常の遊びでできる関わり方をわかりやすくお伝えします。
1歳の手先って、どんな発達の時期?
1歳ごろの手の使い方には、こんな特徴があります。
1歳頃は、まだ手先を上手に使えなくて当たり前。この時期はまさに手の使い方を練習している時期です。できる・できないよりも、「何度も触って試そうとしているか」が大切なポイント。そのための環境を準備することが、唯一私たち大人にできることです。
気になる場合は、下記の記事で詳しく解説しています

手先が育つと、どんないいことがあるの?
食事が上手になる
手づかみ食べやスプーン操作の土台になります。「食べたい!」という意欲にもつながりますよ。
言葉の発達にもつながる
手を使う経験は、脳への刺激になります。「手と言葉の発達は連動している」と言われるほど、密接な関係があるんです。

試行錯誤する力が育つ
「あれ?うまくいかない。もう一回やってみよう」という繰り返しが、自己調整力の土台になります。
1歳におすすめ!手先を育てる遊び7選
つまむ遊び
シール貼りやボーロをつまむなど、小さなものを指でつまむ遊びがおすすめ。
親指と人差し指を別々に動かす「分離運動」が育ち、スプーンを持つ力の土台になります。
繰り返し楽しめるシールブックやマグネットブック、指先をしっかり使うモンテッソーリ玩具も人気です。
我が家の娘は1歳頃からアンパンマンが大好きなので、こちらの商品でたくさん遊びました。
※1歳頃は、まだ何でも口に入れて確かめる時期。小さすぎるパーツは避け、特にマグネット玩具は誤飲に注意しましょう。遊ぶ時は、大人がそばで見守りながら楽しめると安心です。
ぽっとん落とし
穴にものを落とす遊びは、目と手の協調性を育てます。集中してじっと見つめる姿が微笑ましいですよね。
最初は手作りのペットボトルキャップ落としなどで十分。慣れてきたら、形や色が楽しい市販のおもちゃもおすすめです。娘も、こちらの玩具は子育て支援センターでひたすら遊んでいました。
ちなみに、下の写真は仕事で使うために作った療育アイテムでしたが、娘が気に入って遊んでいた物です。少し押し込む力が必要なので、1歳半頃からがおすすめです。

入れる・出す遊び
カップにものを入れたり出したりするシンプルな遊びですが、手首のコントロールを育てる効果があります。
また、カップに水や砂を入れてあけ移す遊びは「すくう」動作の練習になるので、スプーン操作への橋渡しにもなりますよ。
我が家の娘はお風呂場にカップを持ち込み、お湯を移し替えて遊んでいます。シンプルなカップセットが1つあると長く遊べます。
引き出す遊び
布やハンカチを引っ張り出したり、タオルを引き合いっこしたりと、つまんで引く動きが指の協調性と力加減の基礎を育てます。
なかでも人気なのが、スカーフやハンカチをケースに詰めた「無限ティッシュ」。次々と引き出せる感覚が楽しくて、夢中になる子が多いですよ。
我が家ではリトミックスカーフをミルク缶に入れて、蓋代わりに100円ショップの排水溝カバーを付けて引き出す遊びを楽しんでいました。

握る遊び
手のひら全体で握る「把握」の力が育ちます。これは将来のスプーン・クレヨン・ハサミの土台になる大切な動きです。
積む・崩す遊び
積み木を積んで、崩して、また積んで。単純に見えますが、手のコントロール+「こうしたらこうなる」という因果関係の理解が育ちます。
最初はママ・パパが積んだものを崩すだけでOK。崩れたときの「わぁ!」という反応がまた可愛いんですよね。
感覚遊び
土・砂・水・寒天・小麦粉粘土など、さまざまな素材に触れる遊びです。
手の感覚が刺激され、力加減や手の使い方を学ぶ機会になります。汚れるのを嫌がる子の場合、まずはジッパーバッグに素材を入れて触ってみましょう。

やりがちだけどNGな関わり
これらをしてしまうと、子どもが「試す」機会を奪ってしまいます。
キーワードは「ちょっと待つ」。
もどかしくても、少しだけ見守る時間を作ってあげてください。その「試行錯誤」が発達につながります。
1歳→2歳になると、どう変わる?
遊びの中で少しずつ積み上げてきた経験が、2歳の成長としてぐんと花開きます。

まとめ
- 1歳でうまくできないのは当たり前
- 遊びの中でこそ、手先は育つ
- 親は「手出し・口出しせず、待てるサポート役」を目指す
手先を育てるために特別なトレーニングは必要ありません。子どもは遊びの中で、自然に「つまむ」「握る」「入れる」を何度も繰り返しながら育っていきます。
大人にできるのは、上手にやらせることではなく、試してみたくなる環境を用意すること。うまくいかなくても、その経験がすべて発達の栄養になっています。一緒に楽しみながら、焦らず見守っていきましょう。


