「おすわりっていつからできるの?」
「うちの子、まだ座れないけど大丈夫?」
そんなふうに不安に感じていませんか?
赤ちゃんの発達には個人差があると分かっていても、周りと比べてしまうと心配になりますよね。
この記事では、作業療法士としての視点と、実際に子育てをしているママとしての経験から、
・おすわりはいつからできるのか
・腰すわりとは何か
・できない理由と関わり方
を、わかりやすくお伝えします。
おすわりはいつから?目安を解説
おすわりができるようになる時期の目安は、一般的に生後6〜8ヶ月頃と言われています。
ただし、この時期はあくまで目安であり、発達には大きな個人差があります。
・寝返りがゆっくりな子
・腹ばいが少ない子
などは、おすわりもゆっくりになることがあります。
大切なのは、月齢通りにできるかではなく「発達の流れの中にあるか」です。
腰すわりとは?できているサイン
「腰すわり」とは、支えがなくても安定して座れる状態を指します。
具体的には、以下のような様子が見られます。
・手で支えなくても座れる
・体がぐらつきにくい
・両手を自由に使って遊べる
まだ手をついて支えている段階は、「おすわりの途中」と考えてOKです。
おすわりができるために必要な発達
おすわりは突然できるようになるわけではなく、これまでの発達の積み重ねで完成します。
特に大切なのが以下の経験です。
・首すわり
・うつ伏せ
・寝返り
・体幹の安定
うつ伏せ遊びの中で、首・背中・お腹の筋肉が育ち、少しずつ姿勢を保てるようになります。
つまり、おすわりは「ゴール」ではなく、発達の途中にある一つの通過点です。
発達の順番は気にしすぎなくてOK?
「発達は順番通りじゃないといけないの?」と不安になる方も多いですが、実際にはおすわりが先に好きになる子や、いざり移動をする子など、発達の進み方にはさまざまなパターンがあります。
私の子どもも、寝返りとおすわりが同じくらいの時期にできるようになり、座る姿勢の方が好きな様子でした。
このように、発達の順番はあくまで目安であり、必ずしも教科書通りに進むわけではありません。
大切なのは「順番」そのものではなく、その中でどれだけ体を動かす経験ができているかです。
例えば、うつ伏せや寝返りの経験が少ない場合、体幹や体の使い方の発達がゆっくりになることもあります。
そのため、「順番が違う=問題」ではなく、「経験が偏っていないか」という視点で見ていくことが大切です。
おすわりができない理由
おすわりがまだできない場合、いくつかの理由が考えられます。
- 体幹の筋力や安定がまだ育っていない
- うつ伏せの経験が少ない
- 姿勢のバリエーションが少ない
特に、うつ伏せの時間が少ないと、体を支える力が育ちにくくなります。
ただし、これも個人差の範囲であることが多く、すぐに問題があるわけではありません。
家庭でできる関わり方
おすわりを促すために大切なのは、無理に座らせることではなく、体の準備を整えることです。
- うつ伏せ遊びの時間を増やす
- 手をついて遊ぶ経験を増やす
- 床で自由に動ける時間をつくる
逆に、
・クッションなどで長時間座らせる
・無理に姿勢を固定する
といった関わりは、発達の妨げになることもあります。
「できる動きを増やす」ことを意識すると、自然とおすわりにつながっていきます。
こんな時は相談を
多くの場合は個人差の範囲ですが、以下のような場合は専門機関への相談も検討してみてください。
- 9〜10ヶ月になっても全く座れない
- 体が強く反ることが多い
- 左右差が大きい
気になることがあれば、早めに相談することで安心につながります。
まとめ|おすわりは過程のひとつ
おすわりは、いきなりできるようになるものではなく、これまでの発達の積み重ねの中で自然とできるようになるものです。

大切なのは、
- 発達の経験を大切にすること
- 今できている動きを伸ばすこと
- 焦らず見守ること
少しずつ体の準備が整うことで、おすわりは自然とできるようになります。
焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、
関わっていきましょう。
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