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「今日こそ早く寝てほしい…」と思いながら、気づけば寝かしつけに1時間以上かかっている。そんな毎日、しんどくないですか?
なかなか寝ない、寝る前にテンションが上がる、抱っこしないと寝ない…。これ、実はよくあることなんです。
でも多くの場合、その原因は寝る前の過ごし方にあります。今日は、作業療法士(OT)の視点から、寝かしつけが楽になる「寝る前のルーティン」をお伝えします。
大切なのは「切り替え」という考え方
寝る前に意識してほしいのは、たったこれだけです。
興奮モード → 落ち着きモードに切り替える
子どもは自分でこの切り替えをするのが苦手です。だからこそ、環境と関わり方でサポートしてあげることが大切になります。
寝る1時間前からのゴールデンルーティン
まず「強い刺激」をストップする
寝る前のこんな状態、心当たりはありませんか?
これらはすべて「覚醒スイッチON」の状態です。寝る1時間前を目安に、静かな遊びに切り替えて、照明も少し落としてみましょう。それだけで、子どもの脳が「そろそろ眠る時間」と感じやすくなります。
「落ち着く刺激」を意識して入れる
ここが、寝かしつけ上手な親御さんとそうでない方の差が出るポイントです。
作業療法士の視点で効果的なのが、圧・触覚(固有覚)への刺激です。
これだけで、神経系がリラックスモードに切り替わっていきます。難しいことは何もありません。
「寝る前専用」のアイテムを作る
子どもは”いつもの流れ”で安心します。毎晩同じ流れを繰り返すことで、「これが来たら寝る時間だ」と自然に理解できるようになります。
おすすめは、寝る前だけ使うアイテムを一つ決めること。
なかでも絵本は特におすすめです。刺激が少なく、毎晩同じ流れが作りやすい。抱っこしながら読めるので、スキンシップと寝る前ルーティンを同時にこなせます。
我が家の定番【だいすきだよ、おつきさまにとどくほど】の絵本は、スキンシップが取りやすく安心感があるからか、娘がとても気に入っています。
安心して眠る力は少しずつ育つ
「毎回抱っこしないと寝なくて…」と悩んでいる方も多いですが、抱っこ自体が悪いわけではありません。
抱っこは、不安や興奮を落ち着かせるためのサポートの一つです。安心して眠りにつけるなら、それも一つの方法です。
小さい子どもは、自分だけで興奮を落ち着かせる力がまだ発達の途中です。そのため、抱っこやハグ、優しい声かけなどを通して、大人と一緒に気持ちを落ち着けながら眠りにつきます。
こうした経験を繰り返すことで、少しずつ自分でも気持ちを切り替える力が育っていきます。
一方で、毎日の抱っこが保護者の負担になっている場合は、寝る前のルーティンや環境を整えながら、少しずつ抱っこ以外でも安心できる方法を増やしていけると、お互いに楽になることがあります。
寝る前の指しゃぶりがなかなかやめられない子もいますが、安心して眠るためにまだ必要なのだと考えると、もう少し見守ってあげようと思えますよね。
環境を整える
見落とされがちですが、これが意外と大事です。
この3つを整えるだけで、眠りやすさが変わることがあります。遮光カーテンや、弱い光のナイトライトも、「環境を整えるだけ」で劇的に変わったという声をよく聞きます。
寝る前の絵本タイムから、ナイトライトの弱い光で過ごすのもオススメです。
日中の過ごし方も実は関係している
寝る前のルーティンと同じくらい大切なのが、日中しっかり体を動かすことです。
昼寝もしない・夜も寝ない、という状態が続く場合は、そもそもの「寝ない理由」を知ることが解決の近道になります。発達・感覚の視点から詳しく解説した記事もありますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

まとめ:寝かしつけは頑張るより「整える」
大事なのはこの3つだけです。
これだけで、寝かしつけはぐっと変わります。
寝かしつけって、毎日のことだから本当に大変ですよね。でも実は、寝かしつけは寝かせる時間ではなく「眠れる状態を作る時間」と捉えられます。
無理に頑張らなくて大丈夫。できそうなところから、少しずつ試してみてくださいね。


