1歳を過ぎると、周りの子が歩き始めることも増えてきます。
「うちの子、まだ歩かないけど大丈夫?」と不安になる方も多いと思います。
我が家の娘も、歩き始めは少しゆっくりだったので、不安に思う気持ちはとてもよくわかります。
この記事では、作業療法士(OT)の視点から以下の点をやさしく解説していきます。
- 歩き始めの目安
- 歩かない理由
- 家庭でできる関わり
結論:1歳で歩かないのは珍しくありません
まずお伝えしたいのは、1歳になったばかりで歩かない子は、決して珍しくないということです。
歩き始めの時期には大きな個人差があり、一般的には1歳〜1歳半頃までに歩き始める子が多いとされています。
つまり、1歳時点で歩いていなくても、それだけで「発達が遅れている」とは言えません。
歩き始めまでの発達の流れ
歩くまでには、いくつかの段階があります。
この流れをしっかり経験していることが、安定した歩行につながります。
特にハイハイは、体幹やバランスを育てる大切な時期です。
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1歳を過ぎても歩かない理由
歩かない理由の多くは、「問題」ではなく発達のペースや特徴の違いです。よくある理由としては、次のようなものがあります。
体幹やバランスがまだ発展途中
歩くためには、体を支える力やバランスが必要です。感覚の特性や経験など、様々な理由が考えられますが、体の準備が整うまでに時間がかかる子もいます。
慎重な性格
転ぶのが怖くて、なかなか一歩を踏み出さない子もいます。
ハイハイが得意
ハイハイで自由に動けるため、あえて歩く必要を感じていないこともあります。
どれも「よくあること」で、まったく異常ではありません。
我が家の体験談:歩き始めはゆっくりでした

実は、我が家の娘も歩き始めはゆっくりでした。
1歳の時点では、つかまり立ちはできるものの、手を離して立てるのはほんの1秒ほど。
1歳1ヶ月頃には、ガラガラを押して歩く様子はありましたが、自分で止まることができず、前につんのめってしまうこともありました。
そして、1歳2ヶ月でようやく5〜6歩ほど歩けるように。そこからは一気に歩ける距離が伸びていきました。
また、ずり這いやハイハイの時期に左右差が大きかった影響か、歩き始めの頃は歩き方にも左右差が見られました。しかし、こちらも次第に気にならなくなっていきました。
このように、歩き始めのタイミングや経過には個人差があります。少しゆっくりに感じても、その子なりのペースで発達していくことも多いです。
注意して見ておきたいサイン
多くの場合は心配いりませんが、次のような様子がある場合は、一度相談を検討してもよいでしょう。
ママやパパの「気になる」という感覚も大切なサインです。
家庭でできる関わり方
歩かせようと頑張るよりも、土台となる力を育てる関わりが大切です。
無理に歩かせない
手を引いて歩かせるよりも、ハイハイや伝い歩きなど、自分で動く経験を大切にします。
裸足で過ごす
お部屋の中ではなるべく裸足を推奨します。足裏の感覚が育ち、バランスがとりやすくなります。
しゃがむ・立つ遊び
おもちゃを置く位置や遊び方を工夫して、自然に立ったりしゃがんだりする動きを引き出せる環境を作ってみましょう。
押して歩く遊び
手押し車や家具などを使って、楽しく体を動かす機会を増やします。
受診・相談の目安
次のような場合は、専門機関への相談も選択肢になります。
1歳半を過ぎても歩かない他の発達も気になる親として違和感がある
相談することは、決して特別なことではありません。早めに見てもらうことで安心できることも多いです。
まとめ:その子のペースを大切に
1歳を過ぎても歩かないと不安になりますが、歩き始めの時期には大きな個人差があります。
多くの子は、準備が整ったタイミングで自然に歩き始めます。焦らず、その子のペースを大切にしながら、日々の関わりを楽しんでいきましょう。

